小国歩き
5/22(火)。歩き旅にいい季節になってきたので、福島まで歩こうと企画。3回にわけて歩くことにして、まずは村上から小国まで歩く。歩行距離:約45km、所要時間:約10時間半。7:20、自宅を出発し、羽黒町、助淵から、国道290号線に入り、桃川峠。暑いくらいの快晴で、歩いていてとても気持ちがいい。関川村に入り、女川地区を抜けて、荒川を渡る。この小見橋は歩道がないが、交通量が少ないので難なく歩ける。荒川があいかわらず美しい。11:20、昼飯を予定していた関川村役場ちかくの食堂「メイク」に着くが、あいにく休み。ビールに生姜焼きの夢たたれたり。雲母温泉「山里」のから揚げに頭を切り替え、国道113号線をさらに数キロ歩く。11:45、「山里」到着。ばっちり営業していてほっとする。から揚げ定食とキリンラガー大瓶。半身はあると思われる鶏を骨ごと揚げる唐揚げで、これがなかなかうまい。たくさんの人々がスカイツリーに殺到する様を中継するテレビ番組を眺めながら、のんびり休憩。定食の量が多かったとはいえ、やはり2本目のビールは余計だった。結局まるまる1時間いすわり、ほろ酔いで再出発。13時すぎより雲行きがあやしくなり、とうとう雨がふりだす。長袖のTシャツを着て傘をさして、何とかしのぐ。カッパは必需品だということを思い知る。13:25、最初のトンネル、鷹ノ巣トンネルを通過。トンネルの中を歩くのはいつもおもしろくないが、113号線のトンネルはほとんどが歩道がついていて、それほどこわい思いをせず歩くことができる。その後、片貝、荒谷、龍ノ髭、と各トンネルを通過。金丸大橋からの荒川が絶景。雨のせいもあってか、実に鮮やかな新緑にしばし見ほれる。16:00、山形との県境に到着。小国町に入った途端、歩道がなくなり、歩きにくくなる。700mほどある横根トンネルや、いくつかある洞門も歩道がなく、糸魚川の親不知を思い出すが、親不知よりは恐ろしくなかった。小国町に入ってから駅までが想像以上に遠く、県境を超えて勝手にほっとしたことを後悔。17:44、小国駅到着。アンニャがすでに車で到着していて、駅前の喜久屋旅館入り。45.6kmはけっこう長かったが、今回はマメもできず、少し足が痛んだ程度ですんでよかった。越後屋の本間くんに勧めてもらった「旬彩うを徳」ではばきぬき。ここが大当たりの居酒屋で、アンニャともども感嘆する。小国ならではの山菜のおひたしがうまい。中でも初めて食べたあずき菜が傑作。酒は小国の地酒、桜川。またぜひ来たい店となる。満腹にもだえ苦しみながら、「日常茶飯美」にはしご。小国で飲むのに決して外せない店。久しぶりの茶飯美は、あいかわらず居心地がよく、ラフロイグを飲みながら、ご店主新野さんミカちゃん、気さくな常連さんたちと盛り上がる。新野さんがとてもドライ&クールなので、久しぶりとあまり感じさせないところがいい。店名の通り、日常茶飯的な感覚で落ち着いて飲むことができる。前回のように2時まではたどり着けず、たしか11時ころには宿にもどり、即就寝。国道290号線の桃川集落。
小見橋からの荒川。
関川村上関あたりの線路。国道、線路、農道が密な関係にある。
片貝トンネルの中。両側に歩道完備。
片貝跨線橋から米坂線の線路を眺める。数時間に1本、1車両か2車両の電車が通る。
金丸大橋からの荒川。絶景。
歩道のない洞門は歩きにくいが、わきに車をよける場所もあるので、何とかなる。
横根トンネルをぬけたあとにあらわれた渓谷。紅葉の名所でもある赤芝峡。
小国駅。
小国の酒場、日常茶飯美(にちじょうさはんび)。
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