新潟ジャズストリート
1/18(土)。新潟ジャズストリート。楽屋を休んでハシゴ三昧・・・とも思ったが、この不景気の折、きちっと開けなければと思い直し、3軒のみのハシゴで切り上げる。
まず、上大川前通「Blue Cafe」にて、「村上ボッサクラブ」。楽屋最古参常連さくちゃんのジャズストリート初出演は、何としても観たかった。10年以上もいっさいぶれずにボサノバを弾き語り続けるさくちゃんが、ジャズストリートに出演し、いつもの曲をひそやかに弾き語っている。しかも少々つっかえようが堂々としている。スタイルもいつもよりややいいように見える。さくちゃんのソロを聴くにつけ、ひとり勝手にじんとなった。基本的には村上ボッサクラブ=さくちゃん(vo, g)とのことだが、今回はさくちゃんのソロのほか、斎藤貴之くん(g)、大平克也さん(per)という、村上のジャズマンも参加して、大いに華をそえた。というより、3人が3人それぞれに華があり、村上ボッサクラブの進化形とでも言うべき、素晴らしい三重奏だった。
営所通「器」へ移動して、「高島田孝之トリオ+2」。名古屋から参加とのことで、どんなジャズを聴かせてくれるのか楽しみにして行ったら、これがとてもよかった。ピアノトリオに、トロンボーン、トランペット。わたしの好きな「危険な関係のブルース」がかっこいい。リーダーのピアニスト高島田氏が言うように、原題が「No Problem」 なのに、邦題が「危険な関係のブルース」なのはなぜだろう。高島田氏いわく、「危険な関係やったら、問題ありやろ」。加藤明義氏のベースがとてもよくて、CDを2枚購入。
三つ目が、古町「シープクラブ吉野」にて「酒井英男クインテット」。むかう途中、それまでシープクラブにいたらしいゆかさんとばったり出会う。「 早く行かないと席なくなるよー」 とゆかさんの言う通り、店内はすでに満席だった。何とか変な位置に陣取り、座って観ることができた。アルト、テナー、バリトンと、三つのサックスが聴けたのがよかった。サックスの音色は、やっぱりいい。
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