楽屋14年目に入ってから

8/15(木)。楽屋の開店、結婚、日本の敗戦。この3つのことを考える一日。

8/17(土)。フリューゲルホルン奏者の土濃塚隆一郎さんとピアニスト中嶋錠二さんのライブ。企画者なぎさんのおかげで大入りとなる。3年前のオリジナル曲中心とちがい、ジャズスタンダードから松田聖子まで、多彩な選曲に盛り上がる。

8/18(日)。さくちゃんによる楽屋生音日曜版。楽屋日曜夜の風物詩に、いやされる。

8/26(月)。楽屋を休んで、車で秋田。夕、「酒盃」「Five Spot」「Jazz Inn Time」。初めて訪ねた「Jazz Inn Time」がいい。37年の老舗。ミンガスを良質の音で聴かせてもらう。

8/27(火)。朝、ハードオフ秋田店にて猟盤。XTCの1stとニナハーゲンの2nd。男鹿半島を下からまわり、男鹿温泉。宿での夕食後、なまはげ太鼓のライブを聴きに出かける。「恩荷(おんが)」という地元の若者有志の団体による迫力満点の太鼓演奏。薦めてくれた宿の美しい女将さんに感謝。

8/28(水)。朝、男鹿半島の先端、入道崎。絶景。昼、巨大な干拓地、八郎潟を西から東にわたり、五城目町の老舗「喫茶ミカ」。夜のように真っ暗な店内。暗闇の中のカウンターで、年配女性が語らっていた。秋田ことばが聞き心地よし。じゅんさいの名産地、森岳に行くも、じゅんさいに会えず。夕、能代入り。能代在住の友人を訪ね、「川どこべらぼう」で夕食。呑んで食って語らった。

8/29(木)。昼、ハードオフ酒田店にて猟盤。モカンボセッションVol.3とキングクリムゾン「暗黒の世界」。酒田港の「小松まぐろ専門店」にて昼食。安くてうまくて驚いた。夕、楽屋を3日ぶりに開く。3日ぶりでもお客さんが寄ってくれて、ありがたい限り。新潟のピアニスト、二野明さんの死去を知る。47歳での急逝がまったく信じられず、言葉を失う。

8/31(土)。とがいさん率いるグラスピッカーズの楽屋生音土曜版。ギターボーカル、マンドリン、リゾネーターギター、ベース、バンジョーから成る5人組のブルーグラスバンド。完全な生音でも、すごい迫力。みなさん演奏を楽しんでいて、聴いている側も気持ちがいい。

9/2(月)。優太郎くんの楽屋生音月曜版。学生で旅に出ている優太郎くんが帰省して弾き語ってくれた。ほかにお客さんがいなかったので、お友だちにも続けて弾き語ってもらう。みなそれぞれ見事な演奏を披露。カウンターの中でひとり楽しませてもらった。

9/3(火)。朝、遠藤ミチロウさんがすっぴんインタビューにゲスト出演していて驚く。生い立ちの話は貴重だった。最後のリクエスト曲がスターリンの「負け犬」で、これまた驚き。朝のNHKでこの曲がかかるとはなかなかにすごいことだ。午後、万代シネウィンドで「台湾アイデンティティー」「天使の分け前」を観る。「台湾アイデンティティー」、流ちょうな日本語で戦中戦後のことを語る台湾のお年寄りたち。二二八事件や白色テロなど、知らなかった史実を教わる。蒋介石がひどい暴君だったと、恥ずかしながら初めて知った。「天使の分け前」、スコットランドのちょっといい話。スコッチウイスキーが飲みたくなる。

9/4(水)。朝、TJOY万代にて「少年H」を観る。松江市教育委員会に紹介してもらった「はだしのゲン」を最近はじめて読んだばかりだったので、「少年H」はどうも薄っぺらく感じてしまう。

9/8(日)。朝、2020年のオリンピック開催地が東京に決まる。福島が置き去りにされたような、暗たんたる思い。東北の復興に使うべき金が五輪の準備にあてられるのか。汚染水問題は大丈夫と言い切った安倍晋三の無責任さには呆れてぐうの音も出ない。福島をしっかり復興させてから、福島オリンピックを招致した方がどれだけよかったかと思う。夜、新発田の中村さんによる楽屋生音日曜版。奇しくも日曜版の常連さんがカウンターに集い、盛り上がる。バンドでギターボーカルをされている中村さんが、ひとりでアコースティックギターの弾き語り。ロックの曲を完全な生音で弾き語るのがかっこいい。

楽屋 GAKUYA

お酒とコーヒーと音楽の店【楽屋】です。 ホームページの引越しをしました。 新しいアドレスは以下の通りです。 よろしくお願いいたします。 https://ekimae-gakuya.jimdofree.com