ナミさんVol.15
4/23(金)。ナミさんこと南正人の楽屋ライブ。2000年11月11日、開店して3ヶ月もたたないまっさらな楽屋で大盛り上がりのライブをくり広げて以来、ことあるごとに来演していただき、楽屋ライブの定番となったナミさん。数えてみると、今回でじつに15回目の楽屋ライブだった。万人受けする音楽とも言えず、一度聴いてもう来なくなるお客さんも少なくないが、お客さんが多かろうと少なかろうと、ナミさんは毎回まったく自分のペースで楽屋のステージに立ち、独特の口調で語り、熱く歌い続けてきた。それはおそらく、70年代に歌い始めたころから一貫して変わっていない姿勢だと思う。その意思の貫き方は、仲の良かった浅川マキのそれに近いような気もする。2年ぶりの楽屋となった今回も、やはりしっかりとナミさんの世界をくり広げてくれた。今回はとくに重厚なブルースがよかった。あの野太いベース音を多用するギター使いこそがナミさんのブルース。浅川マキの「少年」をナミさんが歌うのを、わたしはおそらく初めて聴いた。そしてナミさんが浅川マキに提供した名曲「あたしのブギウギ」。ナミさんが浅川マキの急逝をどう感じたのかはわかならいが、ナミさんはこれからも彼女の曲々を歌い続けてくれると思う。今回は新しいナミさんファンが3人来てくれたこともうれしかった。ご来場いただいたすべてのディープなお客さんに感謝。【本日の1曲】あたしのブギウギ/南正人
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