天天有
5/1 (土)。メーデー。デモ帰りと思われる人たちは来てくれたが、わたしはとくに参加せず。夕食に「天天有」のラーメンを食べる。天天有(てんてんゆう)は京都の人気店で、「天下一品」のような鶏ガラ白濁スープが特徴のラーメン。実はわたしが天天有の存在を知ったのはごく最近で、実際に店に行ったことはないが、半生麺状態の通販品があり、それを取り寄せて食べてみた。天一よりもずっとあっさりしているが、たしかに系統は似ている気がする。京都のラーメン界の中でも、天一は唯一無二の味と思っていたわたしが浅はかだった。調べてみると、あのような鶏ガラを煮込んだこってりスープは、木村勉氏があの天一を創作する以前より京都にあったようなのだ。山科の「東洋」が発祥という説があるとウィキペディアにはあるが、「東洋」の流れをくむ鶏ガラこってり系として、「名門」「悟空」「銀閣」、そして今回の「天天有」などなど、かなりの店があるらしい。木村勉氏がその味をアレンジして天一のあの極度なこってりにたどり着いた可能性もある。ただ、天一のこってり度はおそらく他店にはないほど極端なものであると思われるので、いわゆる「京都ラーメン」などというジャンルでは決してくくれないだろう。「天天有」がおだやかな(?)左派である共産党とすれば、「天下一品」は極左の日本赤軍といったところか。天一以外の鶏ガラこってり系を食べに、改めて京都へ行きたいと思う。【本日の1枚】Tropical Dandy/細野晴臣
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