カンボジアン・ロック

5/7(金)。このところ、タッキーくんが持ってきてくれた「Cambodian Rock」というCDをよく聴いている。演奏者や録音日時がまったく記載されていないCDで、60年代から70年代にかけてカンボジアで録音されたカセットテープを、アメリカ人ミュージシャンがカンボジアを旅した際に入手してレコード化したものらしい。この怪しいCD、聴けば聴くほどのめり込んでしまう不思議な魅力がある。とくにオルガンとひずんだギターがかっこよく、ドアーズやブッカーTなどをほうふつとさせる(というよりまったくのパクリ?)フレーズの数々は何ともサイケデリックで麻薬的ですらある。現在のカンボジアン・ポップスはほとんどが外国の曲のパクリで、それをただクメール語で歌っているらしいが、このCDの曲はすべてパクリとは思えず、原曲があったとしてもおそらくアレンジが見事なのだと思う。昨夜もタッキーくんと楽屋で夜な夜なこのCDを聴きながら、音楽の世界は深いねーと語らった。40年以上も前にこんなロック事情があったカンボジアもすごいが、それを見つけ出してくるタッキーくんも恐るべし。脱帽。そしてありがとう。【本日の1曲】Jeas Cyclo "Ride Cyclo"/Yol Aularong

楽屋 GAKUYA

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