ラタトゥイユ~コマさん~同学来訪
5/10(月)。村上最後の晩餐にアネリーが「ラタトゥイユ」を作ってくれる。フランスの夏の家庭料理の定番というラタトゥイユは、「ごった煮にした粗末な料理」というような意味らしいが、野菜がたっぷりとれる栄養満点の煮込み料理。具材は夏野菜が主で、ナス・ピーマン・ズッキーニ・タマネギなど。それらの野菜をオリーブ油で炒めて、大量のトマトと炒めた少量のひき肉と一緒に煮込む。これまたシンプルだが、とてもうまい。昨夕はあたたかいのを、今朝は冷たいままで食べたが、温冷どちらもよく合い、まさに酒のよう。暑い夏には冷たいラタトゥイユに白ワインなどがばっちりだろう。今回のアネリーの滞在で3つ料理を教わることができた。Annelie, vielen Dank für deine leckere Küchen! おいしい料理を本当にありがとうございました。北の旅へ出るといつも村上で途中下車して楽屋に立ち寄ってくれるコマさんが数ヶ月ぶりにご来店。旅の話、ジャズ喫茶の話、温泉の話で盛り上がる。酒と温泉とジャズとラーメンをこよなく愛し、日本国中を旅するコマさんの話は、見事にわたしの琴線にふれるネタばかりで、いつも新鮮かつ刺激的で、本当に楽しい。実際、コマさんに勧めてもらった店や宿を訪ねると、ほとんどハズレはなく、いつも快適な旅になる。今回もいろいろと話を聞き、行きたいところがまた増えた。コマさんが来る日の悩みどころが、今日は何を聴いてもらうかということ。いつも必死に考えて盤を回す。コマさんはやさしいので、わたしの選ぶ盤をだいたい好意的に受け止めてくれるが、それでもやはり、これはお好みじゃなかったか・・・というのももちろんある。昨日はほとんどはずしてしまった感があるが、ミリー・バーノンは選んでよかった。さいわい(?)コマさんもご存じなかったボーカリストで、しかもコマさんの大好きな「マイ・シップ」という曲が含まれていて、コマさんはとてもうれしそうに聴き入っていた。当然わたしもうれしくなる。このうれしさを味わえるのがジャズ屋店主の大きな魅力のひとつ。コマさん、またのお越しをお待ちしております。関西より大学時代からの友人あっちゃんが夫婦で遊びに来てくれた。だんなさんのたけさんは初めての村上入り。5~6年ぶりに会うあっちゃん、おそらく13~4年ぶりに会うたけさん、ともにまったく変わりなく、再会して数分で久しぶりという感覚が消えうせる。今回は1泊2日という短い滞在で、わたしの所用もあったために、一緒にあちこち出かけたりできず残念だったが、夫婦水入らずで村上のおいしいものを堪能できたようで何より何より。アネリーの今回最後の楽屋でアンニャたちと一緒に飲み語らえたのもよかったと思う。たけさん、あっちゃんともにランナーの大先輩で、いろいろとアドバイスをいただき、いい刺激を受ける。京都の福知山マラソンに、いつか出てみたい。あっちゃん、たけさん、また近いうちに来て下さいね。秋の味覚もお勧めです。お客さんの数こそ少なかったが、非常に濃密な一夜となった楽屋であった。【本日の1枚】Introducing/Millie Vernon
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