死刑台のエレベーター
11/16(火)。この27日に開店8周年を迎える天下一品新潟小新店近くのワーナーマイカルシネマにて、「死刑台のエレベーター」を観る。1959年のフランス映画を日本でリメイクしたものだが、あまりわたしの好みではなかった。実はオリジナル版もそれほどおもしろいとは思わなかったのだが、何しろ音楽がすばらしかったので、今回リメイクでどんな音楽が聴けるのかという興味もあって観に行った。が、悲しいかなリメイク版は音楽もぱっとしなかった。渡辺香津美のギターはたしかにすてきな音色だったが、やはりオリジナル版のマイルスによる即興演奏のすごさにはかなわない。くらべること自体無意味なのかもしれないが、話が同じ内容なのだから、どこがどうちがうのかが興味の対象になっても当然のことだ。あれだけの映画をリメイクするなら、それ相応の演出が必要だったと思うが、何だか安易に作られた気がして残念だった。ただ、初めて観た吉瀬美智子という俳優はかっこよかった。久しぶりに観た阿部寛もなかなかよかったし、柄本明も笹野高史もあいかわらずいい味を出していた。まったく別物としてみればもっと楽しめたのかもしれない。
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