あらためて浅川マキを聴く
1/15(火)。どうもくさくさするので、新潟に出る。古町「いっこう」でアンニャと飲む。久しぶりだったが、あいかわらずうまい料理と酒を出してくれた。ぶ厚く切られた寒ブリの刺身と黒胡椒のきいたポテトサラダが傑作。切り盛りする若夫婦も元気に明るく、てきぱきと動いていた。とても気持ちのいい店。おかげで少し気が晴れた。
1/16(水)。又上の新年会に、せんえつながら参加させていただく。年末のアルバイトで、又上のみなさんには本当にお世話になった。一介の臨時アルバイターのわたしまで新年会に呼んでくださり、何とも恐縮して出かけていったが、結果、実に楽しい会だった。うれしかったのが、アルバイト期間中はなかなか話す機会のない従業員の方々と初めてゆっくり話せたこと。より近くなれたような気がして、また年末が早くも楽しみになった。宏さん幸世さんはじめ、又上のみなさん、ありがとうございました。
1/17(木)。浅川マキがなくなって3年になる。はじめて「マキな夜」などと銘打ってみたが、このことを知って来ていただいた方が数名あり。マニアックなお客さんに感謝。幸か不幸かお客さんは少なく、静かにゆっくり浅川マキを聴くことができた。なくなった日ということもあってか、何だか切なくも、いつもとまたちがった雰囲気で聴くことができた。開店後まずかけたのは、わたしが初めて買った浅川マキ作品である「black」(1991)。なぜか取り上げられることが少ない盤だが、このロックの浅川マキもすばらしい。このCDからがわたしにとってのリアルタイムの浅川マキとなる。早くに来てくださった三良さんのお話を聞きながら、初期作品から順番にまわす。学生時代、真っ黒いチラシを見せられ、浅川マキのライブに誘われたが、そのあまりの暗さに引いてしまい、行かなかったという三良さん。何というもったいないことだと思うが、わたしも実際にそのころであればどうだったかはわからない。三良さんと入れかわるように、mieさんがCream閉店後にわざわざ来てくださる。mieさんとさらに数枚の作品をじっくり3時ころまで聴く。結局朝まで聴き明かすことはできず、久々の明け方のマキコーヒーは飲まなかった。
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