2011年、2/3経過

8/24(水)。ふれあいセンターにて、食品衛生責任者講習会。富山での食中毒死亡事件をうけて、今回は獣肉の生食の危険性が大きく取り上げられた。考えてみれば、魚や貝もふくめて、そもそも肉を生で食べるということ自体、おかしいのかもしれない。たしかにうまいにはうまいが、危険は必ずつきまとう。生食での食中毒は今に始まったことではなく、毎年のように起きているが、いっこうに生食文化がすたれないのも何だか不思議なことだ。もちろん食べてうまいからというのもあるだろうが、ジャズ漫画家ラズウェル細木が言うように、日本は生食に対するあこがれというか、執着のようなものがほかの国より強いと思う。サンマがとれない村上でもサンマの刺身が食べれるようになったのはありがたいことだと思ったし、鮮度がよいものを加熱するのはもったいないことで、できるだけ生で食べた方がいいという考え方もわりと一般的だ。これだけ魚がうまい日本だからこその「生食信仰」なのかもしれないが、やはり危険性もきちんと認識して、食中毒は回避したい。8/25(木)。開店とほぼ同時に杉さん。着物を着て村上の町を歩く会を企画するなど、なかなかの風流人である杉さんに、村上で春と秋にそれぞれ開催される「人形さま巡り」「屏風まつり」の楽しみ方を教わった。あれこれ話しているうちに人形さま巡りの話題になり、わたしが「あまり魅力を感じない」とぽつりと言うと、いやいやそれはとんでもない誤解だと杉さんは語り出した。あの「人形さま巡り」「屏風まつり」というものは、展示されている人形や屏風を見るのが楽しいのではなく、その町屋に暮らす人の話を聴くのが最大の楽しみだと言う。展示している家の奥に入り、その家の人と話していると、その人形の由来から家の歴史、昔このへんはこうこうでねと町内の歴史などまで、本などには載っていないおもしろい話がたっぷり聴ける。これを聴かない手はなく、あんな楽しいものはないと、本当に楽しそうに杉さんは言う。なるほど。こういう楽しみ方があるとは知らなかった。今月15日には屏風まつりが始まるので、話を聴きに、一度行ってみようと思う。8/27(土)。楽屋のカウンターに鎮座するポニーテールを、美容師みっちゃんに散髪してもらう。ポニーテールとは、去年楽屋10周年を記念してかよちゃんとぎすけくんが贈ってくれた植物で、日本語ではトックリランと言うらしい。のびた葉をたまに切ったりはしていたが、本格的な切りもどしは初めてで、とてもさっぱりした。みっちゃん、ありがとうございました。8/28(日)。楽屋生音日曜版で、なおとくん初登場。日曜版史上、最年少の中学1年生で、まだ声変わり前の少年だが、意外にもひと昔前の日本のロックが好きということで、モッズやTボランの曲を弾き語った。オグリンさんにギターを習い始めて半年にも満たないというのに、きちんと30分、しかも大勢の観客の前で弾き語るというのはすごいことだと思う。これからのなおとくんがとても楽しみ。8/30(火)。また今年も新物のサンマを食べに、アンニャと細工町「千渡里」。上等のサンマを仕入れてきてくれたとのことで、見た目、焼き加減、味、どれも最高だった。千渡里という店は、料理の味がいいだけではなく、店の人たち全員のとても気さくな人柄が居心地のよさに直結しており、そこが人気の大きな理由だと思う。花3合でほどよく酔い、帰り道「むらさき」へはしご。すず虫の声を聴きながら、サッポロラガーを少し飲む。ハタハタの味噌煮が何ともうまい。8/31(水)。アンニャが学生の引率で渡独。3週間ドイツに滞在の予定。あくまで仕事での帰国なので、実家には数日しか帰れないとのことだが、半年ぶりの母国を楽しんでもらいたい。

楽屋 GAKUYA

お酒とコーヒーと音楽の店【楽屋】です。 ホームページの引越しをしました。 新しいアドレスは以下の通りです。 よろしくお願いいたします。 https://ekimae-gakuya.jimdofree.com