夏至の無電営業

6/19(火)。シネウィンドにて、「天皇ごっこ~見沢知廉たった1人の革命」を観る。右翼活動家で作家の見沢知廉とちかしかった人たちへのインタビューでまとめられた、ドキュメンタリーのような映画のような、よくわからない映画だった。中学で右翼活動に参加し、高校で左翼になり、大学でまた右翼になり、新右翼団体「一水会」に入るも、内ゲバ殺人を犯し、服役。獄中で「天皇ごっこ」を執筆し、作家として名を馳せる。理由がよくわからなかったが、自分の小指を2本チーズナイフで切り落とし瀕死となり、2005年に投身自殺でこの世を去る。内ゲバの様子を語る共犯者である親友の話が異様に生々しい。母親が語る実家での指の切り落としも気味が悪い。一水会代表の鈴木邦男が見沢の文章をえらく評価していたので、ちょっと読んでみたくなったが、よくわからない人物ではある。6/21(木)。夏至の無電営業。2008年の夏至から始めたので、今回で5回目となる。みさこさんの言うように、今回はとてもすずしく、過ごしやすい夜だった。23時ころまでお客さん2人という非常に静かな夜だったが、5名+5名とご来店いただき、にぎやかになってほっとした。毎年お越しいただく無電営業常連さん、ありがとうございます。外の看板、換気扇、電気ポット、冷蔵庫、冷凍庫、製氷機、生ビールサーバー以外は電気を使わずに営業する無電営業。やはり何度やっても電気がないと不便ということを痛感する。今回は初めて暗い厨房でお茶漬けパスタもこしらえたが、ろうそくだけの灯ではなかなかきびしかった。電気はありがたく使わなければならない。秋田の友人があけぼので東京に出ると言うので、12時半に停まる村上駅のホームで待ち受け、2,3分の停車時間で一瞬の再会。わたしは酒とおつまみの追加を手渡したが、彼もおみやげも用意してくれていて、何やら犯罪組織のブツの交換のようでおかしかった。こんずくん、次回は村上で降りて、24時間後にまた乗りましょう。

楽屋 GAKUYA

お酒とコーヒーと音楽の店【楽屋】です。 ホームページの引越しをしました。 新しいアドレスは以下の通りです。 よろしくお願いいたします。 https://ekimae-gakuya.jimdofree.com