アーティスト
4/24(火)。アンニャとTJOY万代にて「アーティスト」を観る。白黒の無声映画ということしか知らなかったので、静かなくらい映画なのかなと勝手に思っていたら、とんでもない間違いだった。傑作。無声映画(サイレント)から発声映画(トーキー)への移行期だったという1920年代のハリウッドが舞台で、無声映画に固執して落ちぶれる大スターと、発声映画でどんどんスターになっていく新人という対照的なふたりの、なかなか一筋縄では行かない恋愛物語。監督いわく、当時の雰囲気を出すために実際の動きより少し速く再生しているらしい。ストーリーもよかったが、本当に1920年代の映像に見えるのがまずすごい。映画の中で出てくる当時風のポスターもすばらしく、あんなセンスのよいチラシが描けたらどんなにいいだろうかと思う。実際にその当時に撮られた無声映画というものも観たくなった。4/25(水)。楽屋でちゃんちゃんこを着ていたら、お客さんに暑くないかと言われ、考えてみれば少し暑かったので、脱ぐ。惰性で何気なく着ていたが、もう冬まで必要なさそうだ。村上もすっかり春になり、ストーブをつけることもなくなった。村上病院の大きな桜もほぼ満開となり、ようやく村上にも花見の季節が到来した模様。4/26(木)。静かな夜が続く。飲まないつもりでいたが、酒場マンガ「レモンハート」をながめていたらウイスキーが飲みたくなり、閉店後少し飲む。画風がどうも好きになれないというのに、楽屋を開店してすぐになぜか20巻まで買ってしまった楽屋文庫の長老マンガ。何年かぶりに読んだ「レモンハート」は意外におもしろく、つい夜ふけまで読んでしまった。
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