温海さくらマラソン
4/19(木)。マカオくんに「年がら年中男はつらいよ」というiPhoneのアプリがあるということを教えてもらう。男はつらいよとiPhoneはまったく相容れることがないと思っていただけに、ショックを受ける。450円も出してアプリを買ったことはほとんどないが、何のためらいもなく即購入。全48作の中からセリフを抜き出し、寅さんの声とともに収録されている。さっそく全セリフを聴いてみたが、残念ながらセリフがとても少ない。入っていなければならない多くのセリフが未収録でがっかりはしたが、いつでもどこでもあの名調子が聴けるのでよしとしようと思う。名盤「男はつらいよ『それを言っちゃおしまいよ!』寅さん発言集」とのダブりがさいわい少ないようなので、併用することはできそうだ。セリフを活字で一字一句確認できる点もありがたくはある。4/20(金)。関西ブルースの雄、ウェストロードブルースバンドのデビュー作「ブルース・パワー」のレコードを、けん先生が差し入れて下さる。聴いてみたくて聴いたことのなかった盤のひとつだったので感激至極。同時期にデビューした憂歌団の日本語でのブルースとはちがい、ほとんど英語で歌われるロック色の強いブルースだが、これがまたかっこいい。憂歌団もしかり、やはり日本のブルースは関西がいい。4/21(土)。22日のさくらマラソンの受付をするため、アンニャと車で温海温泉まで出かける。やはり桜の開花は遅れており、温海川沿いの桜はまだつぼみの段階だった。いつもならおそらく満開の中を走る大会のようだが、今回はしかたない。初めて参加するのでコースを少し下見してみたが、スタートしてまもなく上り1km+下り1.5kmというとんでもない峠道が待ち受けており、おそろしくなる。しかも今回は土砂くずれでコースが変更され、15km行ったところで同じ道を折り返してくることになっている。ということは、このおそろしい坂を2度も上り下りすることになる。制限時間の3時間半で完走する自信がまったくなくなったが、腹をくくるしかない。「大清水」でそばをたぐり帰宅。天気もよく、そばもうまく、快適なドライブとなったものの、気持ちはやや沈下。4/22(日)。第27回温海さくらマラソンのジャイアントコース(30km)に初参加。前日の下見のおかげで覚悟はできていたが、実際にきびしいコースだった。初めに峠を上って下りた時点で、帰りのこの坂は歩くことに決定。27km走ってきたあとにこんな坂を走れるわけがない。誰が何と言おうと歩くと固く決意。そう思うと少し気分が楽になった。県道348号線に沿って小国川が流れており、この里川がとても美しく、ヤマメが釣れそうだなどとあれこれ考えがめぐり、川にいやされながら走る。3時間を少し前にして、峠のふもとまで何とかもどり、上り坂は予定通りに堂々と歩く。前後の人たちもみな当然のように歩いている。やはりここは歩くべきなのだと勝手に納得し、それでもひいひい歩きながらようやく峠にたどり着き、下りはダッシュ。下り終えるとすぐゴールなのが何ともうれしかった。ぎりぎり制限時間内の3時間18分で完走(?)することができて満足。いくつか通る小さな集落の人たちの声援もあたたかいほのぼのしたいい大会なので、また来年も出たいと思う。ただ、来年は2度の峠は勘弁してもらい、例年通りのぐるりと一周コースであってほしい。温泉街を流れる温海川もいい。川辺の桜はまだつぼみ状態。
足湯カフェ「チットモッシェ」。「ちょっとおもしろい」という意味の温海ことばで、村上ことばにも似ている。
場末感にあふれたスナック。夜の温海温泉街も歩いてみたい。
昼から夜まで通しで開いている「大清水」。こういうそば屋が村上にもあってほしいと常に思う。
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