カンボジアを思う

10/3(木)。静かな夜、11時も回り、こくりこくりと居眠りをしていると、いなばくんが久しぶりにご来店。開店前より楽屋の機械設備のことでお世話になった古い常連さん。村上卓球クラブの仲間で、雀士でもある。楽屋杯争奪麻雀大会の話になり、11月17日に開催することに。1年ぶりの楽屋杯であり、わたしにとって1年ぶりの麻雀となる。

10/4(金)。コーヒーカップを棚から取り出す際、ガラス窓に取っ手をぶつけ、破壊する。2週間のうちに同じ種類のカップを同じ方法でふたつ壊し、自己嫌悪。

10/5(土)。毎週土曜朝の楽しみである朝日別刷「be」のクイズで、頭重という日本語を初めて知る。ずおもと読むらしい。語感がどうも気に食わない。昼、カンボジアからトネバットさんが2度目の村上来訪。2009年カンボジアを訪ねた際にお世話になって以来の再会に、アンニャともども喜ぶ。相変わらず穏やかでストイックな紳士。夜、静かな楽屋でトネバットさんと「Cambodian Rocks」を聴く。65年にドイツに留学したトネバットさんは、ドイツでこの70年代の名演をカセットテープで聴いたと言う。この演奏を残したミュージシャンが皆ポルポト派に殺されたのはなぜかと尋ねると、ロックは資本主義の悪しき産物とされたかららしい。ひどい話だ。殺されたミュージシャンはトネバットさんと同年代で、話を聞いていて何とも切なくなる。

10/6(日)。昼、村上市民ふれあいセンターで笹野高史の講演あり。楽しみにしていたにもかかわらず、行くのを忘れてしまう。夜、さくちゃん日曜版。虫の音がにぎやかな中、久しぶりに聴いた「WAVE」がよかった。「カーニバルの朝」と「おいしい水」も、とてもいい。

10/7(月)。村上、夏のような暑さ。午後、トネバットさんと村上散策。大町通りに新しくできた「大町文庫」に初めて入る。わたしの心臓病を指摘してくれた瀬賀先生が、ふたりの恩師の残した蔵書10000冊を市民に読んでもらいたいと建てた私設の図書館。書庫にまだ本が詰められている途中だったが、10000冊がぎっしり埋まればかなりの壮観となることだろう。マニアックな本もありそうなので、また寄りたい。夜、みえさんと茂さんの月曜版。久しぶりにみえさんの唄を聴いたが、相変わらずかっこよかった。新曲「それはスポットライトではない」がいい。つのだ☆ひろの歌う英語のパートもびしっと決めていた。「ハスリンダン」も久しぶりに聴けてうれしかったが、間奏での茂さんのアドリブがもっと聴きたかった。みえさんファンが集い、音楽談義に花が咲いていたのは、店主としてうれしい光景。

楽屋 GAKUYA

お酒とコーヒーと音楽の店【楽屋】です。 ホームページの引越しをしました。 新しいアドレスは以下の通りです。 よろしくお願いいたします。 https://ekimae-gakuya.jimdofree.com