友川かずき

6/9(日)。焼物師、鈴木和弘さんの窯を訪ねる。鈴木さん主催の開窯30周年記念イベント「夏越しの祭り」での出張楽屋の打ち合わせ。30日(日)の昼の間、コーヒーなどを淹れる予定。久しぶりの出張楽屋で、しかもコーヒーは初めてなので少しの心配あり。帰りしな、鈴木さんが所有のレコードを見せていただき、数枚お借りする。友川かずき、キースジャレット、ジャニスイアン、サイモン&ガーファンクルなど。鈴木さん、ありがとうございます。夕食に、しゅんぺくんの群馬みやげ、水沢うどん。かなり太い半生めんを15分以上ゆでて、冷水でしめて、ざる盛りで食べた。今までに食べたことのない強烈なこし。讃岐、稲庭とならぶ三大うどんと言われることに、即納得。うどん好きのアンニャも、あまりのうまさにのけぞっていた。これは水沢に行くしかない。旅の候補地が、またひとつ増える。しゅんぺくん、衝撃的なおみやげをありがとうございました。

6/10(月)。鈴木さんにお借りした友川かずきを聴く。ずっと聴きたかったアーチストのひとりで、お借りしたのは1976年の2ndアルバム、「肉声」。A面1曲目「おじっちゃ」から、もはやすごい。出だしが「いなほ2号、もっと走れよ」。危篤とおぼしき祖父のもとへ急ぐ様子を歌った唄のようだが、友川かずきの秋田弁でのがなり具合と、石塚俊明(頭脳警察)の雷のようなドラムがいい。当時東京から秋田へ帰るには、新潟まで出てからいなほに乗り換えて村上を通過してというルートだったのだろう。勝手ながらそれだけで親近感がわいた。青森の三上寛が「おど」で父の死を願い、秋田の友川かずきが「おじっちゃ」で祖父に「もうひと冬越せ!」と檄をとばし、福島の遠藤ミチロウは「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」と歌う。東北の唄うたいの身内唄は、なぜこうも強烈なのだろうか。

楽屋 GAKUYA

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