楽屋11年、結婚10年
8/15(月)。楽屋の開店記念日であり、アンニャとの結婚記念日。楽屋を開いて11年、結婚してから10年がすぎた。昨年の楽屋10周年では謝恩祭を開いて大盛り上がりだったが、今年は特別なことはせず、いつも通り楽屋を開く。それでも毎年祝ってくれる友人や常連さんがあり、感謝感激。12年目の楽屋も、そんな心ある人たちの日常生活のわずかな一部分に存在し続けられるよう精進したい。アンニャと結婚して10年というのも、大きな節目である。ドイツの実家からもお祝いが届いた。楽屋開店前に、家でアンニャがピザを作ってくれて乾杯。わたしにとっては同じ重みのあるつもりの両記念日ではあるが、結婚記念日を非常に重んじる文化に育ったアンニャには、この結婚記念の祝賀気分が夜には楽屋へとシフトしてしまい、毎年さみしい思いを強いているのが何とも申し訳ない。制度上のこととはいえ、夫婦になって10年。楽屋を開いてちょうど1年後の2001年8月15日、いとこで楽屋スタッフの千恵と弟英司のふたりに署名してもらい、アンニャとふたりで市役所に届けを出しに行ったのをよく覚えている。窓口は閉まっていたが、裏口の時間外受付でご近所の竹内さんが首尾よく受け付けてくれて、晴れて夫婦となった。ふたりの留学先であった北京外国語学院の留学生楼で知り合い、初めは留学生間の共通語である北京語で会話していたものの、あるとき突然「すいません、日本語でもいいですか?」と言われ、びっくり仰天したのは1992年5月のことだった。あれから19年。超遠距離交際、同居、別離、復縁、結婚、議論、口論と、決して平坦ではなかったが、今なおこうして一緒にいられることがありがたい。これからも変わらず共同生活を楽しみたいと思っている。
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