損な間柄

5/20(金)。NHKラジオ第1の「ラジオビタミン」で、16日になくなった児玉清をしのぶ特集があった。月に1回「児玉清の読み出したら止まらない」というコーナーをもって、おすすめの本を紹介していたが、20日に予定されていた出演がかなわず、追悼番組となった。何年か前、町田康の「猫にかまけて」を紹介していたのが印象的で、町田康の作品まで読むとは何と幅のひろい人なんだろうと驚いた。その後mocaに連載が決まったとき、そのタイトルを無断拝借して小文に「音楽にかまけて」と名付けたのだが、その本の存在を教えてくれた児玉清にもひそかに感謝したものだった。まだ半分も読んでいない「猫にかまけて」を、そろそろ最後まで読もうと思う。5/21(土)。けいこちゃんに掘りたてのたけのこをいただく。さっそくゆでて、帰宅後たけのこご飯を仕込む。米3合にたけのこ1本、さけ・みりん・しょうゆ各大さじ2、しおとほんだし各小さじ1.5くらいでやってみたが、翌朝なかなかうまいたけのこご飯ができあがっていた。けいこちゃん、ありがとうございました。5/22(日)。母の13回忌法要。1999年5月25日になくなって、はや12年。寺と墓へお参りに行き、実家で母の思い出話を肴に酒を飲む。生きていれば今年67歳。まちがいなく楽屋でウイスキーをボトルキープしていたと思う。「損な間柄」のおふたりによる日曜版。三良さんの歌とギターに、茂さんのギターとコーラス。高田渡の「生活の柄」からのスタートだったが、この曲はやはりいつ聴いてもいい。しかもこのおふたりだからいい。定番になりつつある「シンガー」のほか、初お披露目の「ムーンライトワルツ」「酒と港町」という茂さんのオリジナル3曲がまたよかった。とても10代でかいたとは思えない渋さと、10代だからかけたのかもしれないという青さがおりまざった茂さんの詩を、やはり渋さとおもしろさを持ち合わせた三良さんが淡々と歌う。「損な間柄」がまた進化したように感じた。5/23(月)。村上の報道関係の方々がご来店。同業他社同士でも関係が良好なようで、たまに楽屋にも一緒に飲みに来ていただいている。たとえば、原信とウオロクの店長が一緒に飲みに行くことはないと思うが、村上に数社しかない報道機関同士が仲良しなのは、はたから見ていてもほほえましい。飲んで意見を言いあって、お互いに特徴のある紙面作りに活かせればすばらしいことだと思う。村上ジャーナリスト集団のみなさん、いつもありがとうございます。

楽屋 GAKUYA

お酒とコーヒーと音楽の店【楽屋】です。 ホームページの引越しをしました。 新しいアドレスは以下の通りです。 よろしくお願いいたします。 https://ekimae-gakuya.jimdofree.com