楽屋、19年目に入る

8/8(水)。

翁長雄志沖縄県知事が急逝。67歳は早すぎる。まだまだ活躍してほしかった。沖縄の良心がまたひとつ失われてしまった。


8/10(金)。

あぶらだこのCDが届く。このところ、あぶらだこ熱が再発。1st(木盤)、2nd(青盤)、3rd(亀盤)を紙ジャケCDで買いなおす。わたしにとっては、青盤が最高傑作。

連休前、お盆前とあってか、わりと静かな楽屋。一中時代の懐かしい先生が来てくれて感激する。ビル・エバンスの「You must believe in spring」をかける。


 8/11(土)。

お盆で帰省した同級生テツシが早い時間に寄ってくれる。彼とは高校時代よりレコードの貸し借り(正確には借り借り)をしていた仲で、今でも帰省のたびにおもしろい音源をみやげに持って来てくれる。今回のCDも突拍子もないものだった。「アコースティック不法集会」というオムニバス。80年代なかごろ、「ハードコア不法集会」というオムニバスが出され、あっという間に入手困難な貴重盤となったが、そのパロディ版のような格好の「アコースティック不法集会」。80年代活躍した日本のパンクスが自曲をアコースティックギターで弾き語る。1曲目は、遠藤ミチロウ「負け犬」。毎回楽屋ライブでも演奏される、ミチロウさんのど定番曲。その他、The Pogoの良太やラフィンノーズのナオキ、高校時代わたしのお気に入りだったケンヂも弾き語りで参加しており、みんなまだまだがんばっているのだなあと感慨にひたる。

8/13(月)。

母の墓参り。三日市の共同墓地は、19年前はぽつんぽつんとしか墓がなかったが、今ではだいぶにぎやかになっている。海がよく見えて、まったく暗い感じのしないこの墓地を選んでよかったと改めて思う。

月曜ではあってもお盆ということで、楽屋はかなりにぎわった。義理のお父さんと、ふたりの娘さんのそれぞれの旦那さんという、ほほえましい組み合わせのお三方。3人とも音楽好きという共通点があり、話が盛り上がる。たまたまかけていたトム・ウェイツに反応してくれて、トム・ウェイツがレコードを何枚か出したアサイラム・レーベルの話になり、ジュディ・シルというアーチストを教えてもらう。アサイラムから出されたレコードの1枚目が、このジュディ・シルだったらしい。写真を見てみると、陰のありそうな素敵な女性。夜中、さっそくレコードを見つけてイギリスから取り寄せる。


8/14(火)。

楽屋の開店記念日と結婚記念日を同じ日にしてしまったことを、いつも妻アンニャと悔いているが、まず結婚記念日を祝おうということで、火曜日の休みを利用して、坂町「天ぷら斉藤」へ出かける。紫雲の燗を飲みながら、美味しい天ぷらをいただいて、満腹&酩酊。ご主人とそのお母さんの人柄がとてもよく、気持ちのいい時間を過ごす。

8/15(水)。

18回目の楽屋開店記念日。17回目の結婚記念日。毎年8月15日は初心に返るいい機会だが、楽屋19年目の初日も、チャーリー・パーカーの「 Now's The Time」をまず聴いて、開店当初のことをひとり回想する。わたしが一番はじめに聴いたジャズのアルバムで、これを聴くと何となく背筋がのびる思い。夜、いろいろとお祝いをいただき、感謝感激。ボサノバをこよなく愛するさくちゃんより、何と「風の谷のナウシカ」全巻セット。さくちゃん、本当にありがとうございます。

8/16(木)。

8月16日,17日と、村上は七夕祭り。あいにくの雨となり、獅子舞を踊る若者たちが気の毒だったが、どこの町内も祭りを楽しんでいたようだった。夕方、駅前のはまなすタクシーに鍛冶町の獅子舞。楽屋の窓からしばし眺める。

ソウルの女王、アレサ・フランクリン死去の報。76歳。夜、楽屋で終始、アレサのレコードとCDを回す。


8/19(日)。

クマガイマコト、楽屋ライブ。少ないお客さんではあったが、コアなファンのいるクマガイさんのライブは毎回盛り上がる。前座に小国のミュージシャン、グラスマンの弾き語り。独特の風貌と歌詞で強烈なインパクトを与えるグラスマン。「みなさんの生産性をあげるお手伝いをさせていただいてよろしいでしょうか!」というウィットに富んだ宣誓とともに始まった弾き語り。誤解を招きそうなタイトル「フランダースの犬畜生」がすごい。もちろん犬批判などではなく、心ない飼い主を糾弾する痛快曲。続いて、クマガイさんのオリジナルソング。「グラスマンの弾き語りで熱くなったところを、わたしは容赦なく冷やして行きます」という、これまたウィットに富んだ切り返しあり。自作曲で盛り上げたあとの、カバー曲。クマガイさんもアレサ・フランクリンの死を悼み、彼女がカバーしたキャロル・キングの名曲「ナチュラル・ウーマン」を弾き語る。

楽屋 GAKUYA

ジャズなどのレコードをまわしながら、 村上駅前でひっそりと営業してます。 席料なしの明朗会計。 夜中にコーヒー1杯でもお気軽にどうぞ。 Jazz, Blues, Soul, Bossa Nova, Folk, and Rock.