卓球レポートの休刊を知る
8/20(月)。
高校野球、準決勝。秋田金足農業が東京の日大三高を下して決勝進出。秋田県勢の決勝進出は、第1回大会(1915年)の秋田中学以来、実に103年ぶりとのこと。最近ちょくちょく秋田に行くので、秋田に何やら親近感があり、金足農業を応援していたら、何と決勝まで勝ち進んだ。金足農業OBの関取、豪風いわく、「ちょっと言い方は悪いですけど、地方の公立高校が力のある選手を集めた私立高校を倒す。これ以上の快感はないですよ」。これ以上ない快感とまでは思わないが、少し同感。
8/21(火)。
高校野球、決勝。金足農業vs大阪桐蔭という、まさにドラマのような対戦となった。金足農業の優勝を期待したが、大阪桐蔭が13ー2で大勝。ここまでひとりで投げ抜いてきたエース、吉田くんが力尽きた。試合後、今大会一番のヒーローが号泣する姿は、見ていて何ともつらかった。吉田くんのこれからの活躍がとても楽しみ。
夕、古町ジャズフラッシュのマスター夫婦とミムさんが村上へご来訪。まず瀬波温泉で汗を流してから、夜、村上の酒場で大いに飲み語らう。新潟の老舗ジャズ喫茶、フラッシュは、もうすぐ40周年を迎える。マスター佐藤さんの話は、含蓄があってとてもおもしろい。魚武、むらさき、パスタイムというルートでハシゴする。終盤の記憶があまりないが、実に楽しい夜だった。
8/22(水)。
午前、フラッシュご一行と六斎市。朝からとても暑い。カトレアにてしばし涼をとる。昼にフラッシュを開店する女将さんが先に電車で帰り、マスターとミムさんと岩船荘別館で昼食。暑かろうが寒かろうが、ここのラーメンはうまい。
夜、Kenyaさんによる楽屋生音水曜版。玉置浩二の音楽に対する愛情がひしひしと伝わる弾き語り。弾き語りを始めてから、一貫して玉置浩二や安全地帯の曲を専門に弾き語るKenyaさんの、まったくぶれないその姿勢が何ともかっこよく、聴いていてとても気持ちがいい。
Kenyaさん弾き語りのあと、このところよく来てくれるお客さんが持って来てくれたシングル盤をかける。「四枝筆樂團」(直訳すると「4本のペンバンド」。Four Pensという英語名があるらしい)という台湾のインディーズバンドで、北京語で歌われるポップスがかわいらしい。このようなマニアックな世界が存在するから音楽はおもしろい。紹介してくれた方に感謝。
8/23(木)。
激烈に暑い日になる。村上、39.9度を記録。おとなりの胎内市では40度越え。この日の日本の最高気温の上位6位までを、新潟県が占める。
木曜日だというのに楽屋がにぎわい、ありがたい夜となる。なおちゃんに開店祝いのお菓子をいただき、感激。
8/24(金)。
久しぶりに内山スポーツをのぞくと、何と「卓球レポート」が今年の4月号を最後に休刊となっていてショックを受ける。57年9月に「バターフライ・レポート」という冊子でスタートしたという、卓球をやる人間には定番の専門誌だった卓球レポート。中学高校と卓球小僧だったわたしは正直言ってニッタクが発行する「ニッタクニュース」の方が好みだったが、卓球レポートもたまに買っていた。全国中学校大会やインターハイの結果は、ニッタクニュースより見やすかった記憶がある。最終号を買って、しばし読みふける。「時代を制した技よ、もう一度」という特集記事が素晴らしい。50年代から現在までの名選手のプレーが紹介されていて、わたしが中国語を始めるきっかけとなった、81年、83年の世界王者、郭躍華の豪快なドライブも載っていてうれしくなる。またひとつの時代が終わったという感じがして、さみしい。
プログレの師、Zappappaさんより英国のバンド10ccのレコードをいただく。その名も「The Original Soundtrack」。映画の中で奏でられるような音楽というコンセプトアルバムらしい。夕方、楽屋に入ってさっそく聴いてみると、これがいい。思わず4〜5回繰り返し聴いてしまう。Zappappaさん、いつもありがとうございます。
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