TReS at Gakuya
ミシェル・ンデゲオチェロのライブを聴くべく、大阪へ出かける。昼、新潟からピーチ航空の飛行機に乗り、55分で関西空港着。初めてのピーチはなかなか快適だった。「皆さん今日はほんまおおきに」という機内アナウンスはなかなか斬新なご愛嬌。往復で約10000円は、東京に出かけるより安い。関西がぐっと近くなった気がした。
ライブ前に梅田食堂街にある「串かつ百百(もも)」で軽く飲食し、会場である「ビルボードライブ大阪」へ。幸いにも最前列に座ることができて、ごくごく間近で4人の演奏を楽しめた。メンバーは、ミシェル・ンデゲオチェロ(ベース&ボーカル)、クリス・ブルース(ギター)、ジェビン・ブルーニ(キーボード)、エイブラハム・ラウンズ(ドラムス)の4人。最新作「ベントリロキズムVentriloquism(腹話術)」の録音メンバーがそのままやってきた。1曲目に、ニーナ・シモンのトリビュート盤から「悲しき願い」。初めて観るミシェルのベースを弾き語る姿に、ただただ感動。やはりミシェルのベースと歌声がとくに素晴らしい。もっともっと聴きたかったが、完全入れ替え制ということで、1セットのみでの退場となる。アンコールもなく、やや不完全燃焼だったが、またぜひ聴きに来たいと思えるライブだった。こういう場合は、2セット目を観た方がもっと楽しめるのかもしれない。
ライブ後、梅田からなんばへ移動して、学生時代の旧友サラマッポと会い、「世界の山ちゃん」、ジャズバー「Bird/56」とハシゴして飲み語らい、最後は天下一品の天王寺店でしめ。2度目のバード56は、やはり居心地の良い空間だった。おそらく何十年もまったく変わらないスタイルでやり続けていると思う。京都のろくでなしに通じるところがある。初めて行く天王寺店も濃度充分でなかなか良かった。
4/17(水)。
朝、宿の近くの新世界かいわいを散歩。交差点で信号待ちをしていると、横から「今日は暑くなるらしいなあ。東京から来たん?」と初老男性に話しかけられる。大阪らしい。新世界はど派手な店が多くてややたじろぐ。おそらく通天閣を見るのは初めてのこと。今回はライブ目的のみで時間があまりなかったが、裏路地には地味でよさそうな店もいろいろあるので、このあたりでもゆっくり飲んでみたいと思う。南海電車で関西空港に行き、昼の飛行機で新潟へもどる。
午後、村上に帰ってくると、村上病院前の桜がそろそろ満開になっていた。
4/19(金)。
ありがたいことににぎやかな夜。お客さんの「枯葉」のリクエストで、ウィントン・ケリーのバージョンをかける。ただ、かなりにぎやかだったので、おそらくあまりよく聞こえなかったと思われる。こういうことはたまにあるが、にぎやかさを上回るくらいにボリュームを上げるわけにもいかず、なかなかに歯がゆい。
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