直江津歩き
10/18(火)。柏崎から直江津まで歩く。村上から5:27発の始発に乗り、新潟、長岡で乗り換えて、8:49柏崎着。出発地点が遠くなればなるほど、出発時間が遅くなるのが何ともいたいが、予測距離が38kmということで、18時ころには着くだろうとふんで出発。午前中は雲が多かったが、昼からはすっかり天気もよくなり、またこの日も快適に歩くことができてありがたかった。柏崎から直江津はもうずっと海岸線を通るしかなく、迷いようはなかったが、交通量の多い国道8号線を通るのがやや不快だった。海水浴場で知られる鯨波海岸、ところどころ地形が入りくんでいて景色のすばらしい米山海岸と、海をながめながら歩くのは実に気持ちいい。高くて歩道のない米山大橋を渡ると、車が通るたびにガタガタ橋がゆれて恐ろしかった。国道をはずして歩いた北国(ほっこく)街道のうねうね道で時間がとられたせいか、昼食をゆっくりとっている時間がなくなってしまい、柿崎川の土手に腰をおろしてコロッケと缶ビールで15分間の小休止。旧柿崎町からは国道8号線をはずれ、ずーっと街なかを歩き、旧大潟町をぬけて、直江津入り。市街地に入るころにはすっかり日も落ちていて、17:53直江津駅でゴール。所要時間8時間43分、歩行距離39.4km。今回は近くに銭湯がなく時間も遅かったので、しかたなく駅のトイレで着替えをして、一番の楽しみである飲み屋探索。駅から歩くこと約5分のところに、いい感じの飲み屋を発見。「やそじま」という居酒屋で、ここがうまくて安くてとてもよかった。酒は新井の「君の井・越乃酔鬼」。「君の井」はたしかテレビでコマーシャルを流していて、名前はよく聞いたことがあったが、飲んだのは初めて。すっきり飲みやすく、日ごろの晩酌で飲むのによさそうなうまい酒だった。背びれに毒があるのでさわらないでと姿つくりで供されたオニオコゼの刺身、棒状の塩つくねがうまい。女将さんにどこから来たのかたずねられ、柏崎から歩いてきたと言うとのけぞって驚いていた。夫婦できりもりしている、とてもあたたかい店だった。電車まで時間が少しあったので、駅前「ひろ坊」で軽くビールと酒と餃子。新潟市の「越の夕凪」をコップでもらったが、めずらしい酒らしい。残念ながら味を覚えていない。電車を乗り継ぎ、新潟にもどり、夜遅くにもかかわらず出迎えてくれたアンニャと駅前「天下一」で乾杯。ライム酎ハイと塩サバで本日打ち止め。鯨波海岸。誰もいなくてしけた海はとてもさびしい。
国道8号線、信越本線、海。このあたりで札幌〜大阪を走る高級寝台特急トワイライトエクスプレスが通過。ふるめかしい列車だった。
たしか笠島海岸あたり。だんだん空が晴れてくる。
米山大橋。できるだけ下を見ずにそそくさと渡る。
米山海岸の景勝、牛が首。牛というより、龍のような迫力ある絶景。
柏崎市から上越市に入ると、しばらく国道8号線に歩道がなく、非常に歩きづらい。トラックの運転手もわたしがうっとうしかったはず。
柿崎からはずっとこんな感じの道を歩く。そろそろ直江津に入るころ、日が暮れてきた。
直江津港。釣り人多し。
またゆっくりたずねたい「やそじま」。
腹をすかして行ってみたい「ひろ坊」。
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