柏崎歩き
9/27(火)。柏崎から長岡まで歩く。5月から何気なく始めた新潟県縦断歩き旅の一環で、今回で5回目。暑いくらいの快晴となり、汗はかなりかいたもののとても快適に歩けた。やはりこの時期が一番気持ちがいい。長岡駅を出発して、しばらくはあまりおもしろくない道が続いたが、市街地を離れるにつれ、雰囲気もよくなってくる。途中、越後岩塚駅前にひっそりとたたずんでいた喫茶食堂「ゆうき」で昼飯。ここもビールは大ビンで、おつまみメンマが添えられていた。揚げたてと思われるカツがのったカツカレーがうまい。小さな集落にある小さな店にもかかわらず、昼のお客さんはいっぱいで、地元の人気がうかがえる。給仕をしてくれるおかみさんも丁寧で愛想がよく、とても居心地のいい店だった。長岡市と柏崎市の境界がある峠道はけっこうな起伏があったが、おそらく車の人たちは国道8号線で長岡柏崎を行き来すると見えて、こちらの線路沿いの山道はほとんど車が通らず、気楽に歩けてよかった。柏崎市街に入るころには日も暮れかけていて、雰囲気のいい居酒屋や大衆食堂をところどころで見かけると、駅に向かう足も自然と速くなる。18時、柏崎駅でゴール。休憩も含めた所要時間:9時間20分、歩行距離:38km。無事5回目も目的地まで歩けてほっとした。車で来たアンニャと柏崎で合流し、柏崎に住む友人がたまに行くという駅前の大衆酒場「よね山」。柏崎の「越の誉」や長岡の「吉乃川」を飲みながら、枝豆、刺身、煮込、餃子、バイ貝煮など。ひとつひとつの量がとても多く、相当な満腹となる。どれも味もよく、とくに刺身がうまかった。ミヤモどの、おすすめありがとうございました。駅の南口にあるピアノバー「未完成」へはしご。若いマスターがひとりで切り盛りしているバーで、静かにジャズが流れている。ワイシャツとネクタイをぴしっと決めたマスターと店内の雰囲気から、一見高級スナックのような感じもしたが、決して勘定は高くなく、気軽に飲みに行けるジャズバーだった。ウィスキーをはじめボトルの数がとても多くてたまげた。スコッチウィスキー、アードベック10年をちびりちびり飲みながら、マスターとおしゃべり。とてもまじめな感じのマスターで、店をかまえて9年になるとのこと。火曜日の夜でもお客さんの出入りがけっこうあり、常連さんも多いようだった。3軒目に行く元気はなく、駅前の宿にもどり、いたって健康的な時間に床につく。長岡市と旧越路町のあいだを流れる信濃川。にごっていたが、スズキの群れも見えた。
越後岩塚駅前の喫茶食堂「ゆうき」。
信越本線沿いののどかな道。
信濃川の支流、渋海川(しぶみがわ)。
県道11号線の塚山峠から柏崎市に入る。
柏崎市内のそそられる大衆食堂。
日も暮れたころ、柏崎駅に到着。
大衆酒場「よね山」。柏崎駅の目の前。
雑居ビル2階にあるピアノバー「未完成」。
強烈ないぶし香を逃さないためか、ガラスの蓋付きグラスで供される。
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