府屋「心寿司」
6/28(火)。アンニャと府屋の「心寿司」。先日あるお客さんに勧められて行きたくなり、夕方電車に乗って出かけた。村上から北上すること約45分で府屋到着。府屋の駅前は、村上で電車を乗り過ごしたとき数時間うろうろしたことがあるくらいで、ほとんど土地勘がない。駅を出て、少し府屋の街なかを歩いてみたが、ほのぼのしていていい雰囲気だった。「心寿司」は、ほそい路地を入る、少しわかりにくいところにあった。看板には酒田の酒「初孫」。店に入るなり、だんなさんに「青山さんですか?」と言われ、驚いた。紹介してくれた方が前もって電話しておいてくれたらしい。物腰やわらかでやさしそうなだんなさんと女将さん、夫婦で切り盛りして30年以上経つという。回らない寿司屋というのは値段が気になるが、お品書きに値段が明記されているので安心して注文できる。大洋盛「金の穂」、山北の地酒「日本国」などを飲みながら、刺身、焼き魚、岩ガキ、きゅうりなど。どれもうまい。そのような肴と酒でもじゅうぶん満足できるが、寿司屋なので寿司も食べねばと、にぎり(中)。さすがは山北、ネタの鮮度は抜群。「日本国」を古町の「うり坊」という居酒屋で初めて飲んで気に入ったという話をすると、何と「うり坊」はここの娘さん夫婦がやっている店だった。やはり世間はせまい。ご夫婦の人柄によるところが大きいと思うが、落ちついて気楽に飲める、とても居心地のいい寿司屋だった。帰りの電車まで少し時間があったので、駅前の「つくしんぼ」にも軽く寄ってみたが、ここもいい感じの居酒屋だった。地元のサラリーマンがにぎやかに飲んでいて、やはりご夫婦だろうか、愛想のいい女将さんとだんなさんがてきぱきと働いていた。村上方面の最終電車は21:13府屋発とあまり遅くはないが、村上が終点なので、酔って寝て帰るのにちょうどいい。村上に着いても22:00と、帰って寝ることも、あと数軒ハシゴすることもできる健全な時間。また府屋で酒を飲みたいと思う。
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