村上大祭

7/6(金)。
午前、7人という異例の大量死刑執行の報。虚しい気持ちになる。命令した上川陽子法相は「オウム真理教事件は平成を象徴する事件。平成のうちに終わらせるべき」と語ったという。死刑にすれば、あの事件は終わるのか。死刑は、決して解決策ではないと思う。刑罰、戦争、犯罪、理由は何であれ、人が人を殺すということは、ただ悲しいだけの、時代錯誤の人種が行なう、極めて愚かな行為だと思う。

村上大祭、宵祭り。昼、家に居ると、笛と太鼓の音が聞こえてきて、今年も祭りが始まったなと実感する。おしゃぎりのない町内に生まれ育ち、昔から祭りにはそれほど関わりのないわたしでも、祭りになると、何だか開放的な気持ちになる。今日と明日は何でもあり、というような気にすらなる。まったくそんなことはないのであるが。

楽屋へ行くと、肴町のおしゃぎりが駅前に来ていた。楽屋の窓から、しばし眺める。

夜、とても静かだろうなと思いながら店を開けていると、予想に反してお客さんあり。祭りで村上に帰って来て、寄ってくれた同級生もあり、ありがたい夜だった。

7/7(土)。
村上大祭、本祭り。楽屋でお世話になっている町内、村上駅前の田端町の代表選手として、裃を着て羽黒神社の神輿について歩く役目を今年も引き受ける。

8:00、前日御霊入れされた神輿3基が羽黒神社を出発。神輿を引くのは白装束のリハビリテーション大学の学生たち。そのわきを、裃を着た各町内の氏子が竹の杖をついて歩く。おしゃぎりのある町内、全19町内と、大欠や山居町、田端町などをまわり、全行程で約13km。
各町内で神輿がとまり、区長や代表者がお祓いを受ける。町内によっては、やはり全行程を一緒に歩く女の子たちによる稚児舞(ちごまい)が披露される。写真は、上町での稚児舞。
今年は10頭の御神馬が同行。途中、機嫌を損なったりもしていたが、無事最後までお務めを果たした。
16:30、羽黒神社にもどり、ゴール。雨が降ったりやんだりの天気だったが、今年も無事に終了してほっとする。
帰宅後、シャワーを浴びて、毎年お声かけいただいているお宅へうかがい、美味しいお酒と大ごっつぉをいただく。鍛冶町と塩町のハシゴ。この楽しみがあるからこそ、日中歩くのも苦にはならない。くまさん、ゆう子さん、素敵なおもてなしをありがとうございました。

楽屋 GAKUYA

お酒とコーヒーと音楽の店【楽屋】です。 ホームページの引越しをしました。 新しいアドレスは以下の通りです。 よろしくお願いいたします。 https://ekimae-gakuya.jimdofree.com