裏窓、楽屋初ライブ

7/14(土)。

庭にわんさか育ったバジルの葉をもいで、ジェノベーゼペーストを作ったので、家でパスタを作って早めの夕食。デュラム粉で作られた製パン用の強力粉「デュエリオ」を卵と塩とオリーブ油でこねて寝かせて、小野式製麺機の2.2mm。思ったより太くなったが、味は良かった。デュエリオでパンも作ってみたい。

夕方、フィリピンでの生活が長かったお客さんが、スティーブ・アギラのCDを持ってきて聴かせてくれた。スティーブ・アギラという歌手は、フィリピンでは知らない人がいないほどのシンガーソングライターだそうだが、恥ずかしながらまったく知らなかった。メッセージ性の強い歌詞ということで、日本で言えば、岡林信康のような存在だろうか。タガログ語で歌われるシンプルなポピュラー音楽。楽屋にもわりと合うと思う。


7/15(日)。

菅原さんの個人ユニット「村上個人囃子」による楽屋生音日曜版。いつもならアルトサックスの独奏だが、今回は諸事情により「エアロフォン」という名の電子サックスのソロ演奏。いろいろな音色の出るこの楽器もおもしろい。「ダンシング・クイーン」「太陽に吠えろのテーマ」「ホテル・カリフォルニア」「泳げたいやきくん」などなど、菅原さんならではの独特な選曲で和ませてくれた。三良さん同様に、隔月で定期的に演奏しに来ていただくのはありがたいことだ。次回の村上個人囃子は、9月9日(日)の予定。
7/17(火)。

古い友人とふたりで田端町しらさぎ。ホルモンや野菜炒め、とろろ芋などをあてに、ゆっくり飲み語らう。相変わらず強烈な「ナンシーハイ」をふたつ飲み、酔う。むらさきへハシゴ。記憶が断片的だが、お母さんと神林村についてあれこれ話す。自宅にて、しめのラーメン。ふたりとも熱烈な「天下一品」愛好者なので、自作の天下一品風を作る。再現度は約70%といったところか。麺は、東京六厘舎のつけ麺用に開発されたという準小麦粉「傾奇者(かぶきもの)」で作ったたまご麺。この麺が抜群にうまかった。


7/18(水)。

15時より、村上野道クラブの皆さんの貸し切り。料理も数品出して飲み放題というやり方で、クラブの皆さんにちょくちょく使っていただいている。この日は、四国をママチャリで一周してきた方の報告会。走行距離1300km以上だったとのこと。すごい。口をぽっかり開けながら報告を聞かせていただいた。この日は料理もあるのでひとりでは厳しいとふみ、ご近所のTittobakkaご店主に助けを求める。強力なヘルプをいただいたおかげで、夕方には滞りなく終了。


7/20(金)。

午後、村上プラザの食堂かのこにカレーを食べに行くと、入り口に「うな丼600円」の文字。この日は土用の丑の日だった。これも何かの縁と、久しぶりにうな丼を食べる。ご飯の上に、うなぎの蒲焼き半尾と玉子焼きが2切れ。これで600円とは格安だ。しかも日替わりランチということで、みそ汁や小鉢、アイスコーヒーまでついていた。何ともラッキーな昼下がり。


7/21(土)。
名古屋場所14日目。3人の横綱、新大関の栃ノ心が休場する中、関脇御嶽海が栃煌山を下して13勝をあげ、楽日を待たずに優勝を決める。優勝後の涙のインタビューは感動的だった。正直言って、場所の始めはつまらない場所になるかと思いきや、御嶽海、新潟出身の豊山、朝乃山などの活躍で、おもしろい場所となった。

7/22(日)。
「裏窓」初の楽屋ライブ。新潟のジャズストリートで一度聴いたことがあり、ジャズフラッシュでたまたまボーカルの渡辺さんと会ったことで、楽屋でもライブをしていただくことになった。バンド名は、浅川マキの「裏窓」から。なのでレパートリーも浅川マキの曲が多い。「かもめ」「夜があけたら」「ふしあわせという名の猫」「裏窓」「ちっちゃな時から」「ハスリンダン」と、名曲を独自のアレンジで聴かせてくれた。しかし一番驚いたのが、「ケンタウロスの子守唄」。筒井康隆の詞によるこの強烈な唄をカバーするとは…。裏窓おそるべし。浅川マキ以外にも、「ドック・オブ・ザ・ベイ」「誰にも奪えぬこの想い」「ルート66(新潟バージョン)」などなど、ジャズやソウル、ブルースなどの曲をおりまぜ、大いに盛り上げた。
7/23(月)。
前日リアルタイムで千秋楽を観ることができなかったので、午後、録画を観る。優勝を決めている御嶽海と、11勝3敗と健闘した豊山の一番をどうしても観たかった。結果、この一番はすごかった。大攻防の末、豊山がギリギリのところで掛け投げを決め、最後の最後で御嶽海に土をつけた。向正面解説の舞の海いわく、「最近の横綱同士の相撲よりもいい内容の相撲だった」。正面解説の北の富士も手放しで大絶賛。約24時間遅れで、ひとり興奮した。13勝2敗の関脇御嶽海は、来場所大関取りとなる。12勝3敗とした豊山もまた番付がかなりあがるはず。横綱や栃ノ心も戻ってくるので、9月の秋場所は今場所活躍した力士たちの真価が問われる場所になる。

若い世代の活躍が顕著だった名古屋場所。25歳の御嶽海が優勝、24歳の豊山と朝乃山がふたりで敢闘賞。横綱と栃ノ心がいなかったというラッキーはあるにしても、この3人はまちがいなくこれからの大相撲の主役になっていくと思う。北勝富士、千代の海といった御嶽海と同じ「1992年生まれ組」の活躍も期待できる。あとはその1992年組の人気力士、宇良が怪我を治して復帰してくれば、さらに盛り上がるにちがいない。

楽屋 GAKUYA

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