羽後本荘〜岩城みなと
7/24(火)。
7月3日の続きで、羽後本荘から岩城みなとまで歩く。この日もかなり暑く、今期初の笠をかぶっての歩き。これがあるとないとでは大ちがい。
朝の下り電車で羽後本荘まで行き、10時40分ころ歩き始める。少し雲がかかっていて、暑さはまだそれほど厳しくない。このままの天気ならありがたいが、そうは問屋がおろさなかった。
国道7号線から大きな子吉川(こよしがわ)を渡り、「麺饗松韻」で朝昼食。めんきょう・しょういん。11時15分ころ店に着くと、店内に数名の行列あり。さすがは人気店。わたしも券売機で食券を求め、最後尾につく。醤油拉麺(大)800円と煮玉子100円。混んではいるが、まったく雰囲気がピリピリしていない。やや強面のご店主に笑顔があり、助手の女性もテキパキかつ低姿勢でお客をさばく。BGMは「ホテル・カリフォルニア」。券売機の奥の部屋に、大和製作所の製麺機「リッチメン」を発見。9つのカウンター席のみの小さな店内だが、回転はいいと思う。ご店主が4〜5杯分を一度に作る。少し並んで席に着き、少し待つと、目の前でこしらえられた醤油拉麺がやってきた。うまい。とくに麺がうまい。今まで食べたことのない味の、かむと弾ける感じのするパツパツ麺。にぼし醤油のスープに、村上の小太喜屋を思い出した。もちろんまったく別物ではあるが、何だか2店には共通したところがある。こんなラーメンが身近にある由利本荘市民がうらやましかったが、村上に小太喜屋があってよかった、とも思った。大満足して店を出て、改めて歩き始める。
しばらく、おもしろくない7号線歩き。車の量も多く、暑い。でも歩道はしっかりあるのでありがたい。
海沿いはやはり気持ちがいい。が、暑い。頭にタオルを巻き、その上から笠をかぶり、歩く。この作戦が功を奏し、首から上はそれほど熱っぽくならなかった。
海の向こうに島影が見えたが、島などなかったはず。不思議に思って、帰ってから地図を見てみると、あれはもしかしたら男鹿半島だったかもしれないとひとり合点。
何度か7号線をはずれることはできたが、結局またもどらなければならず、ジャングルのような歩道をしばらく歩く。
16時6分、ゴールにしていた道の駅「岩城温泉港の湯」到着。休憩を含めた所要時間:5時間26分。歩行距離:21.6km。待望の入浴。3時間までなら入浴料300円というのはとても安い。しかも由利本荘市民や秋田県民なら、さらに安くなるらしい。とても広く、露天風呂もサウナもあり、実に充実した入浴施設。
道の駅には温泉施設のほか、食堂や売店がたくさんあったが、電車時間の関係でゆっくり見て回れず。道の駅からすぐの岩城みなと駅から酒田行きに乗り、来た道をもどる。
岩城みなとのひと駅前の羽後亀田は、天鷺城(あまさぎじょう)という城のあった城下町らしい。
酒田で村上行きの最終を待つ時間に、駅前の居酒屋「庄内藩」。前回は早い時間だったからかガランとしていて悠々飲めたのが、18時半すぎに入ったら何と小上がりからカウンターまで満席状態。かなり広い店だというのに、この混み方はすごい。それでもひとつ空いていたカウンターの角席に案内してもらい、まわりの喧騒を聞きながら、ひとりちびちび飲む。静かでもにぎやかでも居心地がいい店だ。串焼きやメゴチの天ぷらなどで、酒田の菊勇(きくいさみ)の燗酒をふたつ飲んで退散。
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