ピノコ楽屋生音日曜版

1/27(日)。
大相撲初場所、千秋楽。関脇玉鷲が人気者遠藤をあっさりしりぞけて13勝2敗とし、34歳にして初優勝を飾る。37歳で優勝した旭天鵬に次ぐ高齢の初優勝となった。優勝インタビューで、この日ちょうどふたりめの子どもが産まれたということがインタビュアーから明かされて、場内がどよめき、わたしも思わずおーと声をあげてしまう。やさしい人柄のにじみ出た、感動的なインタビューだった。あまり目立たない存在だったが、上位に定着していて強い印象はあった。ケガの少ない強靭な身体で、ぜひ大関を狙ってほしい。

同じ関脇の貴景勝も最後まで優勝争いにからむ活躍をしたが、最後の最後で豪栄道に完敗し、来場所の大関昇進は見送りとなる。一方で、実際の大関陣のふがいなさと言ったらなかった。栃ノ心は初日から4連敗して休場。高安と豪栄道は、ともに9勝6敗。大関の不名誉な称号、「クンロク大関」の典型。大関だけではなく、横綱の結果もさんたんたるものだった。稀勢の里は引退。鶴竜は早々に休場。10連勝して波に乗ったかに思えた白鵬は、11日目からまさかの3連敗を喫し、たった2日を残して休場。みなケガを抱えているとは言え、ここまで横綱大関陣が総崩れの場所というのも珍しいと思う。

力士にとって、ケガは本当に怖いと思う。横綱になった途端にケガに襲われ、横綱らしい相撲が一切取れないまま引退した稀勢の里には、気の毒の一言しかない。一気に大関まで駆け上がり、横綱昇進もまちがいないと思われた照ノ富士も、ケガをおして無理して出場し続けたばかりに足のケガを悪化させてしまい、今場所は三段目まで番付を下げて療養を余儀なくされている。今場所はとくにケガ人が続出する異常な場所だったが、わたしには宇良のケガがとてもショックだった。5場所も休んでひざの大けがをしっかり治して、三段目まで下げた番付をようやく幕下の23枚目まで戻してきたというのに、今場所また同じところを痛めてしまい、今後の力士人生が本当にわからなくなった。実に魅力のある力士だっただけに、とても悔しい。
ピノコことハヤブサくんが楽屋生音日曜版、初登場。1月4日の伴田裕カルテットに1曲セッションで参加したので、実際には楽屋での演奏は2回目となる。「ハーレム・ノクターン」にはじまり、「枯葉」、「イパネマの娘」、「ウォーターメロン・マン」などなど、スタンダード曲を聴かせてくれた。カラオケに合わせての演奏がどうも馴染めないが、これから楽しみなサックス奏者が現れてくれたことはうれしい限り。ぜひサックス・ソロや人とのセッションもお願いしたいと思う。演奏後カウンターにて、ドラマー、ベーシスト、ギタリスト、そしてサックスのハヤブサくんと、ミュージシャン同士があれこれ盛り上がる。セッションの実現がとても楽しみだ。
1/28(月)。
久しぶりにパンの朝食。食パンを焼いてアボカドをぬって塩をふりかけて食べる。アボカドはこの食べ方が一番うまいと思う。
1/29(火)。
翌日の水曜日に臨時休業するため、臨時営業する。臨時にもかかわらず、数名のお客さんに来店いただき、ありがたかった。
1/30(水)。
扇屋旅館にて、又上新年会に参加する。年末のパートタイマーであるわたしまで毎回誘っていただき感謝。従業員の皆さんと楽しく飲み語らいながら、冷えたお酒とごちそうをいただく。数人ではまなすへはしご酒。お母さんのこしらえたタラコとしらたきの和えものがうまかった。3回目のはまなすにして、壁にかけられた絵に初めて気づく。キング・クリムゾンのジャケットを手がけるパメラ・クルックをほうふつとさせる、お幕場の絵。また観に行きたい。ヒロシさん、たいへんご馳走さまでした。

楽屋 GAKUYA

お酒とコーヒーと音楽の店【楽屋】です。 ホームページの引越しをしました。 新しいアドレスは以下の通りです。 よろしくお願いいたします。 https://ekimae-gakuya.jimdofree.com